アンジュー ワインの旅

レストラン
Saumurのお城から見下ろしたロワール川

相方のお誕生日祝いにアンジュー地方(Anjou)に、二泊三日の小旅行に行ってまいりました。

AnjouとはAngers(アンジェ)という都市を囲む地域で、ロワール川とその支流が流れるワインの産地です。

せっかくのお誕生日なので、シャトー(お城)と名の付くホテルに泊まり、ワインの試飲をすることを一番の目標にしてみました。特に、以前レンヌのCoquilleというレンヌのレストランで飲んだワインがおいしかったので、その製造元を訪れることにしました。

うちの飼い犬君も一緒なので、泊まれるお城は限られていて、すぐに宿泊先は決まりました。

一日目、朝10時ころに家を出て、お昼にはワインで有名な町Saumurに到着しました。Saumurの真ん中にはロワール川が滔々と流れています。

なかなか素敵なお城。入場料を払うのが面倒で、中には入らず景色だけ楽しんできました。

ちょこっと街を散策して、適当に通りがかったレストラン(Bistrot Des Ecuyers https://bistrot-des-ecuyers.fr/)に入りました。地方料理があると書いてあったのが決め手です。その地方料理がいろいろ入ったお昼のセットを頼んでみました。

フランス語でとんぼ返りをガリペット(galipette)と言います。そのガリペットが入ったプレートと言うことで、何かわからなくて頼んでみました。

さて、そのガリペットとはお皿の中央にあるキノコのことでした。きのこが大きくなると、傘の部分が落っこちて、コロンコロンととんぼ返りをするので、そのキノコの傘に肉などを詰めたものをこの地方ではガリペットと呼ぶそうです。うちのフランス人相方も知らなかったそうです。

それに、この地方のハムと、ブーダンノワー(boudin noir 血のソーセージ)とリエット(油で保存された肉)が付いてきました。また、付け合わせは普通のパンではなくて、フエ(fouée)という中が空洞のパンでした。これまた、うちの相方が初めて聞いた、と言っておりました。車で2時間来ただけなのに、文化が違って遠くに来たような気分になりました。昼から、この地方のワインを飲んで、すっかりお休み気分を満喫しました。

右の籠に入っているのが、フエというパン。

ちょっとSaumurを出ると、すぐに川べりに斜面が出てきて、ぶどう畑も見えるようになります。

この辺りの川岸の斜面にはたくさんの洞窟 (troglo)があって、ワインの製造や貯蔵に使われているようです。また、洞窟に泊まれるホテルというのもあります。もちろん、ワインを製造するシャトー(château お城とも言えるし、お屋敷という感じでもあるし、ワインを作っていてワインにその名をつけたりもする)もたくさんあって、「味見できます」と看板が出ていたりします。

ぶどう畑

ぶどう畑を通りぬけて、今回の旅の目的の一つであるChâteau Targé (https://chateaudetarge.fr/)に伺いました。

知らなかったのですが、たまたまオープンハウスをしていて、バーベキューしたお肉などをおつまみにいただきながら、いろいろなワインを味見させてもらいました。

また、このシャトーを所有するご家族の歴史とか、ワインに関するお話とかいろいろ聞かせてもらえて、楽しかったです。ワイン生産者の方と直接話せると、一つ一つのワインに親しみがわいて、「おいしい」こと以上に楽しい思い出の詰まった大切なワインになります。

洞窟を抜けるとそこにシャトーが…
こちらがシャトー。たくさんの人がワインの味見に来ていました。
お庭で白ワイン、洞窟で赤ワインの数々をいただきました。
おいしいものに印をつけて、おうちに持って帰ります。

たくさんのワインを短い時間で味見させてもらって、すっかり酔っぱらいました。本来であれば、ちょっと口に含んで、残りは捨ててしまうようですが、なんだかもったいなくて、ほとんど飲んでしまいました。作り方による違いとか、年やぶどうの品種による違いが良くわかって、すごく興味深いです。

フランスでワインの試飲をすると、高いものも無料で飲ませてくれます(観光地では、たぶん冷やかしが多すぎるので、ワインの試飲が有料のところを見たことがあります)。お店によっては、結構な量を飲ませてくれます。買うことが前提になっているので、相当まずくない限りは何本か買っていくのが良いと思います。また価格表はいつも必ず置いてあるので、試飲する前に、自分が払ってもいい価格帯かどうかチェックしたほうがいいでしょう。

夜は別のシャトー Château Piéguë  (https://chateau-piegue.com/la-vie-au-chateau-piegue/ )に宿泊しました。お城は16世紀にできたものだそうですが、お城とそのぶどう畑は何度も所有者を代えて今に至るそうです。

宿泊した部屋は最近改装されたような感じで、とてもきれいで、静かで居心地がよかったです。

シャトー正面。奥が深いです。
きれいで現代的なお部屋
Savennièresという町というより村 静かでかわいい。

夜ご飯はロワール川の対岸にあるSavennièresというかわいい街のレストラン・バーに行きましたが、午後に飲みすぎであまり食べられないという失態をしました。

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