
7月はちょっと用があって、Toursに行ってきました。Toursは日本語だと、よくトゥールって書いてあるけど、たぶんそのまま発音するとフランス人には全然わかってもらえないと思います。トゥオーの最後に小さいホを付ける感じが良いかも。
Toursはロワール川にある街で、パリから1時間ちょい、レンヌから2時間ちょいくらいの位置にあります。TGVが止まらないので、TERという鈍行列車に乗り換える必要がありますが、距離的にはどちらにも近いです。
Toursの街自体、広々した感じの並木道の大通りがあったり、昔の建物が残っていたりしてなかなか素敵なのですが、ここを起点にロワール川のお城を訪れるツアーがいろいろあるようなので、そんなツアーに参加するために数日滞在するのもよさそうです。
教会とか美術館とか、いろいろ訪れるべきところはあるようですが、私が今回一番楽しかったのは、夕食後にロワール川のふもとのGuinguette と呼ばれる屋外に設営されたバーで、軽いお酒を飲みながらおしゃべりしたとき。

お酒や食べ物は、バーに行って注文して、そのあと自分の好きな場所に座っておしゃべりして、帰りにグラスを返しに行くと1ユーロ戻ってくるシステムでした。
この時は昼間なかなかの暑さだったのですが(しかも冷房の効き加減がいまいちだったり、冷房なかったり)、川岸は風が吹いていてとても気持ちが良かったです。
それに、周りにいる人もみんな仕事や学校を終えてのんびり、って感じで、そこにいる人全体で醸し出すリラックスムードがなんとも心地よかったです。
それから、白ワインの産地として有名なVouvrayにも行ってみました。Vouvrayにはワインの生産者団体がやっているワインセラーの見学(仏語または英語)+ワインの試飲ができるので予約して行ってみました。Toursの中心部からバスで30分くらいです。今はGoogleで簡単に次に来るバスがみつかるので、こういった個人的な旅行も簡単になりました。
予約はこちらから https://cavedevouvray.com/visit-of-the-cellars/?lang=en

この地方ではワインは洞窟に保存するそうで、山の中に網の目状に洞窟が掘ってあり、そこにワインが保存されています。フランス風に、それぞれの道に名前がついています。この洞窟の中を、ガイドさんがVouvrayのワインについていろいろ説明しながら連れて行ってくれます。
この日、外は熱波でものすごい暑さだったのですが、洞窟の中はひんやりして半袖では寒いほどでした。夏の観光で一息つくには素晴らしい場所です。


最後には、こちらで生産されているワインを、いろいろ味見させてもらいました。産地もぶどうの種類(Chenin blanc)も同じだけど、生産者が違うと、畑の場所や日当たりなども変わるので、味もちょっとずつ変わってくるのが面白いですね。Vouvrayのワインはお値段が手ごろで、香りも味も良くて私は大好きです。でも、ここでは買わずに味見だけして帰りました。
この生産者団体のセラーのすぐ近くに(歩いて10分)、実はとってもおいしいワインを作っているAubert (https://www.aubert-vouvray.com/en/home/ )というワイナリーがあるのです。
こちらのAubert一家は毎年 Les Tablées du Rheu (https://www.lestablees.com/)という食品展示会に参加していて、それで私はこちらのワインのファンになりました。一本6ユーロくらいで、とってもおいしいワインが購入できます。


Aubertさんのお家では、ワイン販売所が直接山に掘った洞窟につながっています。
この販売所では、よく素敵なおばあさんが相手をしてくれます。今は息子さんとお孫さんがワイン造りをしているそうです。結構なお年なのではないかと思うのですが、いつもお元気で、しゃきしゃきと動いて試飲させてくれて、ほんと、素敵なんです。こういう風に年を取れたら幸せだろうな、ってここに来るたびにいつも思います。

こちらでまたちょっと試飲させていただいて(まあ好きだって知っているんですが)、車ではなくバスだったので持てるだけのワインを買って帰りました。この時買ったものは、日本へのお土産にしました。

Aubert家の洞窟は代々の当主が掘り進んで作ったとか。すごいです。
この後、Vouvrayの町にも歩いて行ってみましたが、ほんとに小さな町でした。でも時々豪邸があるので、そんな街並みを見ながら歩くのは(暑かったけど)楽しかったです。
その後、またバスでToursに帰りました。

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