くまにら探し

いいもの、おいしいもの
くまにら発見

フランスでは感謝祭(英語でイースター、フランス語でパック)のときに子供たちが隠された卵を探すのがお楽しみですが、今年の我が家はくまにら(アイルデゾース Ail des ours クマのニンニクと言う意味)を探しに行きました。行者にんにくともいうみたいです。

このくまにらとは、北海道にも生えているみたいですが、森の湿り気があって日陰になったところに群生するそうです。葉っぱにニンニクのような味と香りがあるということで、ペストにしてパスタに使ったり、お肉のソースにしたり、色々使えるとのこと。最近の地産地消とか自然回帰の傾向もあって、おしゃれなレストランでも使われるようになったとか。

マーケットの八百屋さんでも少しだけ売っていたのですが、野生で生えているものなら、それをいただきたいと思って、近くの森に行ってみました。

で、ちょっと離れた森とか、何か所か行ってみたのですが、全然それらしきものがないのです。

結構難しいことに気が付いて、近くの苗と植木を売っているお店に行ってみたけど、一鉢5ユーロと結構いいお値段。二鉢しか残っていなくて、前の人が一つとっていったので、急いで最後の一鉢を購入して庭の日陰になっているところに植えてみました。でも、葉っぱが二枚あるだけ。これでは今年は食べられない…

このままでは悔しいので、相方が友人のイタリア人の末裔である植物分類学者に電話してみたところ、生息地を教えてくれるとのこと。翌日、彼女のおうちにお邪魔してコーヒーとパネトーネ(イタリアではイースター用にパネトーネを焼くそうです)をいただいた後に、くまにら探しに出発しました。

彼女、庭でもくまにらを育てていて、白い花がきれいに咲いていました。

さて、20分くらい彼女の家から歩いたところに、昔の風車小屋やら、小川がありまして、静かな森のあちらこちらにくまにらが生えていました。植物の形態はちょっとスズランのような感じなのですが、葉っぱを傷つけると、ニンニクの香りがします。まさに、ニラと言った感じ、

小川の傍にくまにらがたくさん。

白いお花も食べられて、ニンニク味はもちろん、ちょっと胡椒のような辛味があります。白い可憐なお花は、サラダなどの飾りつけによさそうです。

いただいてきた葉っぱは、まずはペストにして、パスタにしたり、パンに練りこんだり。残った葉っぱは小さく切ってパスタに練りこんだりしてみました。要するにニラなので、餃子にしてもよさそうです。

たくさんいただきました。
まずはペストにしてみました。にんにくを入れなくてもにんにくの味。
娘がシナモンロールの要領で、ペストロールを作ってくれました。美味。
パスタに練りこんでみました。

ちょっとした宝探しのようで、しかもお口に楽しい一日となりました。

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