重慶の旅

いいもの、おいしいもの
重慶名物のスパイシーなお鍋。鍋中央の丸い部分には辛くないスープがあるので、ここのものは安心して食べられます。

仕事の関係でお招きを受け、中国の大都市(人口3000万人!)、重慶(チョンチン)に行ってまいりました。

フランスからのお土産として、いつも飲んでいない高級ワインと、Le Danielの大きなチョコレートや、サブレなどいろいろ持っていきましたが、そんなものが子供だましに見えるほどのおもてなしをうけて帰ってきました。

仕事がらみだったので、ぶらぶら観光する時間はあまりなかったのですが、毎晩おいしいものをいただきました。やはり現地の方と行くレストランは楽しい!です。しかも、文化的なものか、どんどん食べきれない量の食べものを注文するので、もったいなくて仕方がなかったです。毎日、8-10人で食事に行って、円卓を囲んでお鍋などいろいろいただきました。

磁器口ー川下りー洪崖洞

初日は早朝に重慶に到着し、ホテルで少し休んでから市の中心部へ。日曜日だったせいもあって、すごい人でした。また、ショッピングセンターで待ち合わせしたものの、建物の入り口がなかなか見つからなかったり、1階に入ったと思ったら4階にいたり、と起伏の多い重慶ならではの混乱もありました。

その後は車でささっと磁器口(Ciqikou)に移動。昔風の建物が立ち並び、そのほとんど全てがお店屋さんと言う楽しいエリアです。お菓子やら、漬物やら、食器やら、伝統的なものからカワイイ系キャラクターまでいろいろ売っていて、いくらでも長くいられそうな場所でした。

カビの生えた毛豆腐をここで試食しましたが、揚げてしまえば普通に揚げ豆腐でした。一緒にいた中国人の人に勧めたら、「あまり好きじゃない」って言われてしまいました。

毛豆腐をあげているところ。揚げる前はふわふわのカビが生えています。
古い中国の街並みが残る磁器口。日本軍はここを破壊しなかったようで、よかったです。

が、最終ボートの時間になってしまったので、急いでボートに飛び乗って嘉陵江(Jialing river)の川下りをしました。嘉陵江は揚子江の支流で、重慶中心部で揚子江と合流します。全く知らなかったのですが、このボートツアー、SNSで有名な、アパートの建物に入っていくモノレールが見られたり、重慶の高層ビルや遠くの山並みなど、美しい景色が見られて、楽しかったです。おすすめです。そして到着するのは、あの夜景で有名な洪崖洞 (Hongyadong)。

重慶名物、火鍋

この崖の中の防空壕で、いきなり重慶名物の火鍋をいただきました。めちゃスパイシーですが、辛さはタイ料理ほどではなく(たぶん辛さ控えめにしてくれたんだと思いますが)、食べられないほどではなかったです。自分でいろいろ調味料やら香味野菜を混ぜて、つけだれを作るのが楽しかったです。これは家でも真似してみようと思いました。

お肉とか野菜とか何しろがんがん注文して、本当に全部食べるのは無理って言う量の食べ物がテーブルに並び続けます。隣のテーブルにあったドライアイス付きのものがなんだかわからなくて、「あれ何?」って聞いたらもうさっそく同じものがテーブルに並びました。ドライアイスの煙から浮かび上がったのは、唐辛子をまとった牛肉でした。

スパイシーな牛肉。唐辛子がまぶしてあって、お鍋に入れても唐辛子が取れないのがすごい。生まれも育ちも重慶と言う運転手さんはこれを辛いスープで煮てから、さらに唐辛子をつけて食べていました。

また、このお鍋を食べているときに、白玉付きお花味のかき氷とか、ピーナッツから作ったミルクなどが出てきて(私たちのために、頼んでくれた)、口の中の辛さを和らげてくれて助かりました。ピーナッツミルクは甘くておいしかったです。なんとなく、ビールとかをグビグビ飲んだらおいしそうだったのですが、口の中が辛くてヒリヒリしているときのビールは、痛さを強調してしまいます。ピーナッツミルクは、ほのかに甘くて、たんぱく質や脂質で粘膜を守ってくれる感じがしました。

爆発しそうなほど食べて、お店を出たら、街中ライトアップされていて、ものすごい人混みでした。

これは鴨の腸。コリコリだし、辛いスープを吸わないのでおいしく食べられます。
川の向こう岸はすべて金融関係の建物。儲けているのね。

ライトアップはきれいだけど、すごい人ごみ。エコロジーなんてどうでもいい繁栄ぶり。

大足の仏像

その後、お仕事を二日して(夜は宴会)、三日目に丸まるお休みで大足(Dazu)と言うところに行きました。重慶から車で1時間半くらいです。ここでは、山肌や洞窟に刻まれた石の彫刻を見ることができます。山の中だったので、文化大革命をなんとか生き延びたとか (この時期に多くの仏像が破壊されたそうです)。UNESCOの世界遺産に指定されて、近年、古そうに見える立派な山門などを整備したそうです。入場にはパスポート必須です。

英語のツアーガイドさんを手配いただいて、それぞれの彫刻について説明してもらいました。仏教が儒教と融合していくあたりと、その変化した教えが彫刻になっているあたりが面白かったです。

それから、洞窟の排水とか、大きな仏像を支える仕組みとか、工学の知識がすごく発達していて、それを応用する技術があってすばらしかったです。ちなみに、この仏像群は唐代末期の9世紀から、南宋時代の13世紀にかけて作られたそうです。昔の人たち、すごいです。れから、洞窟の排水とか、大きな仏像を支える仕組みとか、工学の知識がすごく発達していて、それを応用する技術があってすばらしかったです。ちなみに、この仏像群は唐代末期の9世紀から、南宋時代の13世紀にかけて作られたそうです。昔の人たち、すごいです。

やはり、ガイドさんが説明してくれると、見学が何倍も面白くなるので、いい経験をさせてもらいました。一緒に行った中国人の学生さんたちも初めての体験で、一緒に感動してきました。

ミステリアスなお顔
輪廻転生。次は何になる?
迫力の仏様。下から見て迫力があるように設計されているそうです。

おいしくて楽しい重慶

この後は近くで、炭火鳥鍋をいただきました。皮膚の黒い鳥(多分烏骨鶏)のぶつ切りが入っていますが、骨付きで(おいしいけれど食べにくい)鍋に深みのある味わいを出すために使われた感じ。私にとっては、お鍋に入ったたくさんのお野菜と、大豆製品、こんにゃくっぽいもの、きのこ、などなどが楽しく、おいしかったです。お鍋の周りにはトウモロコシ入りの肉まんの皮のようなものがあって、これをおつゆに浸していただきました。

ついでに、最近ものすごく流行っているというCHAGEEのミルクティーもデリバリーで持ってきてもらって、みんなでいただきました。ミルクティーも辛さをしのぐのに良かったです。

鶏鍋調理中
お野菜たっぷり!

午後は重慶市内の湖広会館にて、この地域の伝統文化のショーを体験しました。長い急須は川に浮かぶ船と船の間でもお茶を注げるためとか。お茶屋さんの船があったのでしょうか。お姉さんがカンフーの動きのような踊りをしている間に、お兄さんが私たちに同じような急須でお茶を注いでくれましたが、もうあっちこっちにお茶がはねていました。まあ楽しい思い出です。

一番すごいと思ったのは、四川劇の変顔で、一瞬で顔が変わってしまうので驚きでした。一緒にいた中国人の学生さんたちも大喜び。彼らにとっても自分たちの文化を知って誇りに思う、いい機会になったようでした。

夜は学生さんたちが選んでくれた、ちょっとおしゃれな屋外フードコートで、地ビールを飲みながら、色々なものをいただきました。いろいろなお店からオーダーして食べ物を持ってこられるので、種類も豊富。

ザリガニ。ソースはおいしいけれど、肉はやっぱり海老の方がおいしいかな。
みんな大興奮の牡蠣

ここでは、教授もいないし、お酒も入っているし、で、みんな遠慮なくおしゃべりできたみたいで、ほんと、楽しかったです。最近の中国の小説でよかったものとか、彼らが読んでいる日本の小説とか(村上春樹とか東野圭吾とか)、あとは三国志の話とか、色々かなり盛り上がりました。政治の面ではいろいろあっても、やっぱり個人のレベルだと仲良くなれるものです。フランス人ー中国人と比べると、日本人ー中国人は共通項が多くて、盛り上がりのレベルが違いました。

重慶最後の日は、近くの公園にあったカフェで、お茶を入れてもらったり、ぷらぷらお土産を買ったりしました。

中国のお茶って、特にゆったり楽しむものだとわかりました。一杯ごとに味が変化するのがたのしいです。

お昼は近くのショッピングセンターに行って、ふらっと

雲南鍋料理屋さんに入りました。

こちら、89元(2000円くらい)で、前菜、鍋の材料、ミルクティー、デザート食べ放題でした。そしてお鍋代が19.9元 (500円くらい)。

大きいのがきのこ鍋。赤いのはややスパイシーかつ、レモングラスやパッションフルーツの効いた雲南鍋。どちらも美味。
きのこの山と山菜の里
きのこはいります。

で、重慶に来てから、おいしいきのこに何度も遭遇していたので、雲南きのこ鍋を注文しました。こちらのきのこ、やや毒があるものもあるそうで、15分タイマーをつけてきっちり煮ます。この辺の、お店の人とのやり取りは、電話の翻訳機能に頼りました。お店の人、みんな色々気を使ってくれて、きのこ鍋に関しては、危ないから、と言うことできのこを入れて煮て、タイマーもきっちりセットしてくれました。

見かけからすると、毒々しいきのこもありましたが、歯ごたえとか、味とか、色々違っておいしかったです。それに、取り放題の野菜、牛肉、ワンタン?、烏骨鶏、麺類など、本当にいろいろあって、楽しかったです。それに、煮汁のおいしいこと!おじやにすればよかったけれど、おなかいっぱいで断念しました。

日本人が鍋をすると、最後の煮汁までいただきますが、中国の人たちって結構豪快に捨ててしまっているようでした。

最後に

中国を訪れるのはこれで三都市目ですが、それぞれ、街並みや、雰囲気や、食事など、いろいろな部分が違って、中国の大きさとその奥深さを感じました。特に食べ物はほんとに多種多様で、さすが中国4000年の歴史、と感嘆するばかりでした。

それに、やっぱり高級な陶器や飾り物などは、本当に美しい(し、高い!)。長い歴史と文化を感じました。

いろいろありますが、こんなすごい隣人、仲良くしなくちゃ損だと思います。また、別の中国の街も行ってみたいですが、重慶に行く機会があれば、もう喜んで、2度でも3度でも行きたいと思いました。

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