
お酒は弱いのだけど、お酒が大好きです。
お酒を飲むときのリラックスした感じが大好き。また、食べ物と口の中で融合して味が引き立ったりするのが、とても楽しくて、生きててよかったって感じてしまいます。
フランスに住んでいてよかった、と思うことはいろいろあるのですが(もちろん、日本に帰りたくなることもいろいろ)、おいしいワインが安く買えて、手軽に飲めてしまうのは、フランスのいいとこランキングの第二番目くらいになると思います(一番目については、また今度)。
ブログをはじめようと思ったのも、実は飲んでおいしかったワインを自分のためにも記録しておきたくなったためです。語彙が貧しいので、他の方に役に立つかはわかりませんが、少しずつ表現を進化させていきたいと思っています。
さて、今夜うちのガレージに行って取り出したのは、たぶん近くのスーパーで5ユーロくらいで買った赤ワイン。
Malbecという種類のぶどうからできていて、ロワール川の近くで生産されたものです。Malbecという種類は色が濃くで、Cahorsという南フランスでよく栽培されるものですが、ルネッサンス期にロワール川の方でも栽培されるようになったとか。
ワインは南に行けば行くほど、アルコールの度数とか、タンニンが増えていくようで、「重い」とか表現されます。Cahorsのワインはとっても重いワインが多くて、私は、この舌にまとわりつくタンニンの強いワインを、油っぽい肉料理と一緒に食べたりするのが好きです。
で、今回のロワール産Malbecのワインは、たしかにタンニンは感じられるのですが、重くはなく、結構甘酸っぱい感じでした。私は酸っぱいワインは頭が痛くなりそうだし、とにかくおいしくないと思うのですが、これは酸っぱさとまろやかさのバランスがよくておいしかったです。
開けたばっかりのときは、すっぱ!と言ってしまうほどでしたが、時間が少したってから、焼いた鶏肉(プレロティとかローストチキンと言うべきか)と一緒に飲んでみたら、酸っぱさが爽やかさに変ってなかなか良かったです。
今日も幸せでした。
いつも、ワインは適当に買ってしばらくガレージにおいて、忘れたころに引っ張り出したりするので、これからは値段等を書いたポストイットを、それぞれのボトルにに貼っておこうと思いました。


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