
近くのスーパーの魚屋さんで、まぐろの腹の肉というものが売っていました。自分の腹肉のことを一瞬イメージして、それから、「腹部の肉って、もしかしてトロ?」と思いました。
よく見れば、美しい霜降りのまぐろさん。となりに汚らしく(切断面がすっきりしていない)スライスされている、血合いたっぷりの赤身の半分のお値段です。
もう長いことフランスに住んでいて、「あんなに鮭の身は売っているのに、いくらはどこに行ってしまうのだろう」とか「どうしてマグロの赤身はあるのに、その他の部分はないのだろう」とか不満をもっていたのですが、初めてマグロのおなかを発見して心躍りました。
二度ほど、飾りに使われていたマグロの頭を値切って、最後にもらってきて食べたことはあるのですが、その時よりうれしかったかも。
で、ひと切れ買ってきました(2ユーロ也)。
刺身で食べることは想定されていないようだったので、念のため、外側だけフライパンで焼いて殺菌してから、スライスしてわさび醤油で白いご飯と一緒にいただきました。

結果、本当にトロでした。大トロに近い中トロくらいでしょうか。脂がしっかりのっていたけど、魚だから、さらっとしていて、おいしかった。感激でした。
相方のフランス人と、これ、フランス人はどうやって食べるのかなあと思いました。焼くとかなり脂が落ちるし、硬くならないので、ステーキ風でもいいのかも。
また、売ってほしいです。


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