
クリスマスのごちそうを作るのはあまり気が進まないのですが、フォアグラはこの時期でないと売っていないので、これだけは作ります。
家でフォアグラを準備する理由は、既成のものを買うよりずっと安くてたくさん食べられるから、です。
鴨一匹のフォアグラはだいたい4-500gで、処理していないものはスーパーだと大抵1キロ当たり55ユーロくらい、だからフォアグラ肝臓一つを25ユーロくらいで買えます(5000円くらい)。お肉屋さんで売っている良いものはもっと高いです(キロ70ユーロくらいから)。
調理済みのものはピンキリですが、キリでだいたい2倍くらい(キロ100ユーロ)からのお値段です。

ちなみに、動物愛護の観点から、フォアグラを毛嫌いする人もいるようですが、昔フォアグラづくりに参加した友達が、「毎朝、漏斗をもって鴨にえさをやりに行くと鴨が寄ってくるから、いじめられているという感覚は鴨にはないみたいだ」と言っていたので、私は気にせず、ありがたくいただいています。
時々ニキータが来て、鴨生最後の日が来るそうです。
で、フォアグラの調理ですが、結構簡単です。
一番面倒なのが、肝臓から血管とか筋をぬく作業です。美しくやろうとすると難しいのですが、私はもう、ナイフでぐちゃぐちゃにしながら、つまようじも使ってひっこぬいていきます。

これを完璧に行うと、見た目も口触りもよいフォアグラができます。
でも、ちゃんとできていなかったら、ちょっと口の中に筋が残ったり、ちょっと血が見えて気持ち悪かったり、という程度の問題なので、最善を尽くせばOKです。
そのあと、8-10gの塩とお好みの胡椒(赤いのを入れたり、山椒をいれたり)をかけ、アルマニャックかコニャックのいいものをテーブルスプーンに二杯くらい(30mlくらい)振りかけて、ラップに包んで一晩くらい置いておきます。塩の量が結構多くてびっくりなのですが、食べてみると全然塩辛くはありません。

翌日くらいにサランラップで上手に棒状に包み、10分蒸し器で蒸します。途中でひっくり返した方がいいみたいです。調理後、そのまま置いておくと液体だったフォアグラが固まります。



それで、また1-2日置いておくと味がなじんでおいしくなります。
あとは、スライスして、カリッとしたパンと一緒に食べるとおいしいです。外側の黄色い部分は油なので、それだけで食べずに、とっておいてあとでジャガイモをソテーしたりするのに使うといいです。

フォアグラに合わせるのは大抵甘いワイン。Sauterneというワインが一般的みたいですが、脳みそにしみいる甘さなので、今回はGewürztraminer(カタカナ表記はゲヴュルツトラミネール)というアルザス地方(フランスの東の方)から来たワインと一緒にいただきました。60年以上という古い木からとれたぶどうで作ったワインだそうで、収量はすくないけど、ぶどうの味が良いのだとか。優しい甘みとフルーティだけどすっきりと爽やかなワインのおいしさが相まって、フォアグラの油をサーっと流してくれて、とってもおいしかったです。


今は日本でも調理していないフォアグラを買えるようなので、是非お試しいただきたいです。缶入り、瓶入りのものよりずーっとおいしくいただけますよ。
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